「DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧」

大根仁監督)

新宿バルト9

座席位置 前方中央

評点・・・☆☆☆★★★ 上出来の部類

以下、facebookより転載

今年もハタから見たらキチガイなんじゃないの?と思われるくらい映画館で映画を観ましたが、今年最後の映画感想です。

大根仁監督「DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球ピエール瀧」観ました。「モテキ」「恋の渦」「バクマン。」と傑作を連打する大根仁監督による、我らが電気グルーヴのドキュメンタリーです。おもしろくないわけがない。けど、電気グルーヴに興味がない人には何がおもしろいのかさっぱりだと思います。良いんです。電気グルーヴが好きな人だけ観れば。

ちなみに一応言っておくと、これソフト化されないんじゃないかな?放送禁止用語が出てくるんです。ソフト化されても「ピー」音が入るんじゃないかな。

本当に「これまでの電気グルーヴ」に焦点を当てたドキュメンタリー。世界的DJ石野卓球氏に関してもあまり言及してません。「ラブ・パレード」でDJした時のことに触れるくらい。もうすっかり俳優になったピエール瀧氏のことにもあまり言及してません。

映画として興味深いのは、電気グルーヴのふたりの主観をほとんど排してること。第三者視点からのドキュメンタリー。瀬々敬久監督「ドキュメンタリー頭脳警察」あたりとは視点が違います。まりん氏の登場回数がやっぱり多いんですが、DJ TASAKA氏も出てくるし、今は亡きKAGAMIの死にも言及するんですが、オレが尊敬する田中フミヤ氏が一切出てこないことが不思議。電気グルーヴの影響がかなり色濃い人だと思うんですけど。いま海外拠点で活動してるから取材できなかったのかな。でもウエストバムは出てくるんですけどね。