思い出したように、まぼろしの邪馬台国
- 作者: 島田荘司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/06/06
- メディア: 文庫
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まだ公開中なんですかね?これ。
基本的にここにもレビューサイトにも、お気に入りの作品か又はそれ相応に楽しんだ作品のみ書くことにしているんです。どうしようもなかった作品について書くより、気に入った作品を時間かけて書きたいんで。でもこれは例外で。
何故かと言うと、100円で観たから。後にも先にも100円で劇場観賞する機会なんてそうそう無いんじゃないかと思って、記録しておきます。
基本的に金券屋では買わないことにしているんですが、さすがに100円だと・・・
ていうか、いつも買ってるショップ99のサクマ式ドロップス(104円)より安いって凄いなあ。
でも観るからには当然期待して観ますんで、ダメならダメで僕なりに色々言いたいですが、気分を害される方がいると悪いので、あくまで以下記録程度。ネタバレしてます。
ここまで忍耐力を試された作品も久しぶりでした。始まって20分くらいで既に腕時計チェックしました。とにかく退屈でした。でも「途中帰宅」と「寝る」は送り手に失礼なんで、しないことにしています。
フラッと観に行ったんで作品がどれくらいの長さかも知らなかったんですが、70分くらい経った時点で「旅を始めました」みたいに言われて「マジか!?」と思いました。
で、終盤に吉永小百合が卑弥呼になる奇天烈シーンが出てくるんですが・・・ここ、作品の中でも浮いているんですが、良い意味で捉えると「見せ場」ですよね。それにしてはかなり投げやりな演出な気がしました。
クライマックスなのかと思ったら、その後も淡々と続いたのも?でした。
でも、まあ良いところもありました。それは窪塚洋介。良かった。かつて憧れ、髪型まで真似した俳優なんで、素直に嬉しかったです。
窪塚洋介と柳原加奈子のキスシーンは、良いシーンでした。だから他を省いてこの2人の恋模様をもっと丁寧に掘り下げてこのシーンまで持っていって欲しかったです。もったいねえなあ。
まあこんなところ。
結構公開開始から経ってから観に行ったんですが、普通にお客さんは入ってました。まあ僕の年齢×2くらいの方々。
でも驚いたらいけないことかもしれませんが、でも驚いたことは事実なんで素直に書くと、若い女性2人組もいました。結構可愛かったです。やっぱり窪塚洋介のファンだと思って良いでしょうか。大学生風アベックもいました。やっぱり窪塚洋介のファンだと思って良いでしょうか。
「その土曜日、7時58分」の時に隣の若い白人男性が、コソコソとフィリップ・シーモア・ホフマンがクスリやったりするシーンや、イーサン・ホークが間抜けな変装するシーン、父親がパトカーにぶつけるシーンで爆笑していた時のような感じで、「まぼろしの邪馬台国」でもポイントポイントで笑いも起こってました。でも僕はちっとも
おかしくありませんでした。むしろ不愉快でした。
これはやはり世代が違うことによるズレでしょうか。でもうちの両親なんかはこういうのでは笑わず、むしろ同じ吉永小百合主演作「母べえ」での隣組シーンに笑ったりするんで、一概に世代間のズレとは言い切れません。
記録と言いつつ長くなりました。まあその後「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」観たらどうでも良くなりました。
ところで我が敬愛する島田荘司先生の「暗闇坂の人喰いの木」を、堤幸彦監督が監督するのではという噂を耳にしました。正直不安は高まるばかりです。
なので、僕なりに対案をマジに考えました。脚本は島田先生自身という点にして、以下。
1.
監督 中田秀夫(L CHANGE THE WORLDは一時忘れる)
御手洗潔 堤真一(あえてアクの強い俳優は外しました。魍魎の匣は一時忘れる。)
石岡和己 西島秀俊
松崎レオナ 香里奈(見た目重視)
2.
監督 三池崇史
御手洗潔 窪塚洋介
石岡和己 新井浩文
松崎レオナ 沢尻エリカ
自分で考えておいて、2は個人的にかなり観たいと思いました。でも絶対こうはならない。