ハート・ロッカー

先ごろアカデミー賞作品賞等を受賞した、イラクで爆弾処理に就く男たちを描いた映画。

イラク戦争に関連する映画って少ないなあ、と思ってたんですが、僕はよく知らなかったのですが実はそんなに少ないわけでもないみたい。

話題にならず日本にもあまりやってこないということでしょうか。

たとえばブライアン・デ・パルマ監督「リダクテッド 真実の価値」も日本・海外ともにあまり評判よくなかったみたいですから。

僕は好きな映画なんですけどねえ。随所に挟まれるメッセージに愛を感じまして。

というわけでアカデミー賞を獲得した、溢れる力強さとラスト間際の繊細さが印象的な本作。

僕はラストに強く感動しました。

ああ、悲劇的だなあ。一度始まってしまった戦争は、なかなか人がそこから抜け出すことを許さない。

ちなみに、ところどころ抑制が効いているものの、僕はそういう作風とは知らなかったのですが、

キャメラが結構派手に動きます。気になる方は座席を後方にするのがひとつの手段かもしれません。

そのうち日本映画でも外国映画でもこういった言い方はされなくなりそうですが、女性監督とは思えない力強い作風が見事!

ぜひ劇場で!

ということを含め、点数は

点数=☆☆☆★★

それでもうひとつ、臨場感と戦場の空気を伝えてるわけですけど。

僕はそれで二年前の、ある映画を思い出しました。

日本では「太陽」で有名な、アレクサンドル・ソクーロフ監督の「チェチェンへ アレクサンドラの旅」。

太陽 [DVD]

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あまり話題にならなかったようにも思えますけど、何気にキネマ旬報ベストテンでは10位入選。

描かれる舞台も違うし、爆弾処理というように焦点も定めていない、「ハート・ロッカー」のような盛り上がるシーンがあるわけでもない

非常に静かな映画ですけど、「ハート・ロッカー」同様戦場のどこか倦怠的な空気を描いていて最後まで見せられる非常に巧い映画です。

特に「ハート・ロッカー」での、ジュースのシーンのあの感じは、どこか印象が似てるシーンが随所にあります。

セットで観てみてほしいかな、と。

どうやら、東京では「爆音映画祭」ってイベントで上映するそうです。

http://www.bakuon-bb.net/

池袋シネマ・ロサ

原題:THE HURT LOCKER  アメリカ映画

監督:キャスリン・ビグロー

脚本:マーク・ボール

撮影:バリー・アクロイド

音楽:マルコ・ベルトラミ バック・サンダース

出演:ジェレミー・レナー

製作総指揮:トニー・マーク

公式サイト:http://hurtlocker.jp/

配給:ブロードメディア・スタジオ

話がそれます。