カラフル(原恵一)

ユナイテッドシネマとしまえん

カラフル 日本映画

監督:原恵一

脚本:丸尾みほ 

声の出演:冨澤風斗 宮崎あおい 南明奈 まいける 入江甚儀 中尾明慶 麻生久美子 高橋克実

製作:亀山千広 内田健二 寺田篤 夏目公一朗 北川直樹 島谷能成

音楽:大谷幸

原作:森絵都

http://colorful-movie.jp/index.html

配給:東宝

好感度=☆☆☆★★★

カラフル (文春文庫)

カラフル (文春文庫)

前に書いたかもしれませんが、僕は「河童のクゥと夏休み」に馴染みのある町に住んでしまして、あの映画を観た時唖然とするほど、それこそ映画観のようなものを揺さぶられるほどにビックリしました。

なぜかというと、まるで実写のような再現ぶりだったのがよくわかったからです。で、そこにアニメーションの味わいをブレンドしてるわけです。

町の風景が、店の並び、店の佇まい、住宅の雰囲気などなど、実写のような再現ぶりでした。

それで「カラフル」に至ってはそのリアルアニメーションっぷりがさらに進化。

あと、やっぱり我らが宮崎あおい様の芸達者っぷりにも感動しましたよ。

ちなみに全然知らなかったのですが、中原俊監督・森田芳光脚本・KAT-TUN田中聖主演で実写映画があるらしいです。

河童のクゥと夏休み 【通常版】 [DVD]

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キネマ旬報 2010年 9/1号 [雑誌]

キネマ旬報 2010年 9/1号 [雑誌]

細田守監督による評あり。

最近キネマ旬報で、増當竜也氏によるアニメ映画評という異色の映画批評コーナーが始まりました。この連載おもしろい。

キネマ旬報 2010年 10/1号 [雑誌]

キネマ旬報 2010年 10/1号 [雑誌]

そこで↑で「カラフル」が「借りぐらしのアリエッティ」などとともに語られてるんですが、声優について辛口。

アニメーションに思い入れが強い人ってこのあたりどうなんでしょうかね?僕は宮崎あおい氏らは素晴らしいと思ったんですが、許せないなんていう人って結構いるんでしょうか。技術的にここはダメだとか。

ジブリが芸能人吹き替え多用なのは最早言うまでもないですけど。

でも氏はこの「カラフル」の作風は評価しています。月刊シナリオでは「アニメの意味あるの?」って言われていたけど。評価割れてますね。僕は支持。

あと、追記すると言ってそのままだったんですが、この再生物語だと、お母さんがいくらなんでも可哀そうじゃない?