メアリー&マックス イリュージョニスト ダンシング・チャップリン ブラック・スワン マイ・バック・ページ
「共産主義」って言葉が出てくる映画を久しぶりに観ました。
思いもよらない文通から始まる物語、ということで、インターネットが普及して交流が変化している現代にも心打つものがあります。
クレイアニメーションに慣れるまでにやや時間が要りました。
☆☆☆★★★
高畑勲さんも公式サイトで絶賛する素晴らしいアニメ。ホロ苦なんですが、観た後ちょっと気持ち良い。魔法は使えないけど、もっと素敵なことを人間は残していくことができます。
☆☆☆☆
寡作の名匠、周防正行監督によるドキュメンタリー。
さすが生粋のエンターテイメント映画の作り手だからなのか、思った以上に時間を感じさせないのですけど、残るものがあまり無かったです。バレエのこともチャップリンもそんなに関心が無いからかな。次は劇映画を御願いします。できるだけ早く。
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☆☆☆★
電車の中のオッサンが登場した瞬間、「技術的クオリティの高いキテレツ映画」と思いました。あまり怖さは感じなかったので、ホラーというよりはサスペンススリラーという印象。「MAD探偵 7人の容疑者」に比肩する、映画だからこその表現を巧妙に使った作品。たしかケミカルブラザーズだったと思いますけど、劇中音楽がダサい。
☆☆☆★★
川本三郎さんによる原作は素晴らしい傑作で、読んだ時は胸が苦しかった。そんなこともあり今年の日本映画で最も期待していた映画。
素晴らしい青春映画の傑作。ある出会いをきっかけに動き出し、気付かぬうちにドミノのように崩れていく青春の無常・・・「男の苦さ」がぎっしり詰まった素晴らしい傑作。取り返せなくても、それでも生きなければいけないし、生きることは大切であるというメッセージ。忽那汐里氏演じるモデルの、映画を見終えた後、そして最後のセリフが効いています。
原作は妻夫木聡氏演じる沢田=川本氏視点で書かれているので、映画で松山ケンイチ氏が演じる梅山は原作はあまり登場しないのですが、映画では”イタイけど何か気になってしまうヤツ”という感じで描かれていて、これが良い。いるんですよね。自分にも思い当たるかも。そして妻夫木聡氏は「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」「悪人」を経て本当に名俳優になったな、と。
そして何より向井康介氏の脚本が良い。青春とは盲目的だ。
それにしても「昭和の顔」ばかりでした。関係ないけど、改めて長谷川和彦監督による連合赤軍映画が観てみたいと思いました。
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☆☆☆☆★
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また評点付け始めましたが、深い意味はありません。