某映画誌の会員の一員としてベストテンに投票

対象期間が2010/12/01〜2011/11/30

なのでこんな感じ。

邦画

1「ハラがコレなんで
2「八日目の蝉」
3「マイ・バック・ページ
4「モテキ
5「大鹿村騒動記」
6「ばかもの」
7「探偵はBARにいる」
8「海炭市叙景
9「漫才ギャング
10「奇跡」

洋画
1「塔の上のラプンツェル
2「エリックを探して
3「エッセンシャル・キリング」
4「ゴーストライター
5「アジョシ」
6「MAD探偵 7人の容疑者」
7「イリュージョニスト
8「ソーシャル・ネットワーク
9「BIUTIFUL ビューティフル」
10「猿の惑星:創世記
次点「ソウル・キッチン」「マネーボール

邦画のベストワンは「ハラがコレなんで」。オレは評論家でも何でもないので、観て感じたものが全てなんだ、そう思った。
後半、あの場所でみんなが手を取り合って新しい命の誕生に力を尽くす展開に、涙をこらえきれず、劇場からしばらく出ることができなかった。この映画を観た時の感覚、生涯忘れないだろう。

「八日目の蝉」で永作博美さんが歌うシーンは今年の邦画ベストシーン。

マイ・バック・ページ」「モテキ」「ばかもの」は青春映画の傑作。主人公と同世代というのも大きい。「マイ・バック・ページ」で妻夫木聡さんと映画を観に行くシーンで忽那汐里さんがつぶやく一言が、今年ベストのセリフ。これがあの見事なラストシーンに繋がっている。この映画は結果として原作者川本三郎さんを厳しく断罪しつつ、同時に見事抱きしめた。

大鹿村騒動記」は、原田芳雄さんありがとうございました。

洋画のベストワンは「塔の上のラプンツェル」。震災後映画を観る気も音楽を聴く気も失い、実際観に行っても心が晴れることは無かった。そんな時この映画を観て、帰り道涙が止まらなかった。震災でツライ思いをする子供たちに見せてあげたいと思った。

エリックを探して」は、サッカー好きにはたまらない。てゆうか、まさかのコメディ。終盤なんて笑いが止まらない。ケン・ローチ監督作品は前作「この自由な世界で」も素晴らしいので未見の方はぜひ。”金が全てじゃない”

「エッセンシャル・キリング」「ゴーストライター」”手に汗握る”ってこのことだ。人間で描くサスペンスを観た。

「アジョシ」、意外と単純な物語なのに、見事複雑に見せているって気がした。終盤の大活劇がやばい。

「MAD探偵 7人の容疑者」変な映画。正気の沙汰ではない。気が狂ってる。