2012年3月11日を過ぎて
東日本大震災から一年が過ぎました。
改めて、この震災で亡くなった方々とご遺族に哀悼の意を表します。
オレは、母が体調があまり良くなかったこともあり、自宅で一日を過ごしました。ネットもテレビも見ないで過ごしました。
2011年3月11日は、いつもとは違う一日を過ごしていていたこともあり、いまでも詳細に覚えています。
あの時、まず先に気になって連絡をしたのは、両親でした。
そして特定の避難施設となったある場所で全く知らない人たちとテレビを見ながら一夜を過ごしたのですが、帰りの朝の電車で友人から届いたメールの内容も忘れていません。
オレにとっての被災地支援は、ブログの上部デザインにもある通り、
「いま被災地で苦しまれてる方々に、いつか日常が戻った時のために、いまよりも良い日本のシステムを用意して迎えてあげたい。」
これです。
「震災前よりも良い社会を作り、被災者と未来の世代を迎えること」です。これがオレの支援に対する考えです。
例えば、です。
オレは脱原発ですが、仮に原発が無くなっていけば原発によって生活する方々が支援を必要とされます。
なので原発が全て無くなった時点でもオレの脱原発は終わりません。こういった方々のその後のことも考える(考えられる社会にする)、これが日本に暮らす者としてのオレの脱原発です。
安心してずっと暮らせる社会。それをずっと考え続け、常に行動する人間であること。これがオレの被災地支援です。
今回は参加しませんでしたが、国会を取り囲むヒューマン・チェーンはかなりの人数が集まったとのこと。脱原発イベントに参加している人間として、いえ、震災前から社会運動には参加してきたので、そういう人間として、本当に喜んでいます。最近オレが参加してる時は人数が少なかったので。
3月24日の日比谷公園には参加したいと思っています。
土曜日に本を2冊、雑誌を1冊買いました。
- 作者: 辺見庸
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/01/06
- メディア: 新書
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辺見庸さんは被災地出身です。その辺見さんのまさしく「渾身の一冊」でまずこれから読み始めました。
教育テレビに出演された際も見ました。
辺見さんはかつて「もの食う人々」の中でチェルノブイリにも足を運んでいます。
その時何で日本に原発があることの怖さまで想像できなかったのか。読者として想像力の無さを恥じています。
心して新著を読んでいます。
- 作者: 東京新聞原発事故取材班
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/03/09
- メディア: 単行本
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東京新聞の原発追求記事はかなりのものです。新聞は1日2つ読んだり様々な新聞を日によって変えて読んだりしてるのですが、この連載「レベル7」は全部保管しています。
震災以降東京新聞から目を離せません。橋下徹大阪市長が思想調査アンケートを行った際もきちんと疑問の記事を書いていました。東京新聞が買えない地域の方は特に読んでほしい一冊です。
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/03/09
- メディア: 雑誌
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「朝日ジャーナル」は横尾忠則さんが表紙デザインを手がけた「原発と人間」と題された時以来。今回も良いです。表紙に書かれている人以外にも、執筆陣が良いです。
あと映画好きの方には、和田誠さんの反原発ポスターの絵も、小さいですが載ってます。
気になった方がいたら、どれか読んでみてください。
それではまた明日から、月並みですが生きてることに感謝することを忘れずに毎日を過ごしたいと思います。