今年のMY外国映画ベスト15、日本映画ベスト15

以下、facebookより転載

今年のMY外国映画ベスト15、日本映画ベスト15、ほか勝手に個人賞です。

毎年ブログに書いてるんですが、今年はfacebook始めたので、facebookにも載せます。

まずは日本映画ベスト15

1.恋の渦(大根仁監督作品)
2.横道世之介(沖田修一監督作品)
3.甘い鞭(石井隆監督作品)
4.凶悪(白石和彌監督作品)
5.かぐや姫の物語高畑勲監督作品)
6.風立ちぬ宮崎駿監督作品)
7.ペコロスの母に会いに行く森崎東監督作品)
8.フィギュアなあなた(石井隆監督作品)
9.フラッシュバックメモリーズ 3D松江哲明監督作品)
10. はじまりのみち(原恵一監督作品)
11. 地獄でなぜ悪い園子温監督作品)
12. 百年の時計(金子修介監督作品)
13. ばしゃ馬さんとビッグマウス吉田恵輔監督作品)
14. 麦子さんと(吉田恵輔監督作品)
15. もらとりあむタマ子山下敦弘監督作品)

特別賞.おとぎ話みたい(山戸結希監督作品)

ワースト.R100(松本人志監督作品)

監督賞:石井隆(甘い鞭、フィギュアなあなた)

主演女優賞:趣里(おとぎ話みたい)
主演男優賞:高良健吾横道世之介
助演女優賞木南晴夏(百年の時計)
助演男優賞ピエール瀧(凶悪)
新人賞:間宮夕貴(甘い鞭)

毎年出してるキネマ旬報ベストテン投票はコメント欄が狭いんですが、ブログやfacebookだと文字数気にせずに、感想をいくらでも書けるのでたくさん書きます。あと10本じゃなくて15本にしました。

基本的に、「記憶に鮮明に残った」映画を挙げました。
今年は、小難しい社会派映画系の類は極力外すという条件で選びました。

日本映画ベストテンは、ジブリが2本、石井隆作品が2本、特別賞を入れると、キネマ旬報東京友の会にいてキネ旬購読者なのにSPOTTED絡みで観た映画が3本とかなり偏った結果に。

「恋の渦」が最も「2013年」な日本映画だった気がします。二度も劇場で観て、挙句出演者がいる店にまで行き、パンフにサインしてもらいました。
一度目で「何だこれスゲェ!」と思い、二度目には視点が変わって、今年の日本映画ベストワンだと思いました。
映画史に名を刻まなくても良いと思います。今だからこそ観る映画でした。この映画が大好きと絶賛する松尾スズキ糸井重里鈴木敏夫(以上敬称略)といった中高年著名人はその歳にして「現役」なんでしょう。自分もそういう人になりたい。

「おとぎ話みたい」で主人公が髪留めを外して長い髪の毛を振り乱し、階段を駆け上がる美しいショットが今年のベストショット。これも、監督にサインしてもらいました。山戸結希監督の名は覚えておいてほしいです。

石井隆監督の傑作が2本も観れたのも忘れ難いです。「フィギュアなあなた」のスワンが舞うショットは涙が出るほど美しく、「甘い鞭」の作劇はまさに神技と言いたいです。物語と伏線を集約しきったようなラストのカタルシスは圧巻です。ポルノを侮るなかれ。

加えて最後の機会であろう、宮崎駿高畑勲両監督の傑作を同じ年に観れたことの幸福。

テクノのDJを始めて約15年になるので電気グル―ヴには影響を受けていますが、まさかピエール瀧が俳優としてこうなるとは予想もしませんでした。何せ「あまちゃん」と「凶悪」だからなあ、と。

期待の新人監督賞として「ジ、エクストリーム、スキヤキ」の前田司郎監督を挙げておきます。新人監督ゆえか巧い映画とは言い難く、全体的にまとまってないものの、センスを感じるので今後も映画を撮ってほしいです。

ワースト・R100を観た時の空しさは一生忘れないかも・・・1000人以上入る新宿ミラノ座で、10人くらいしかいなかったです。観終わった瞬間にここ5年くらい観た中でワーストワンだと思いました。

追記:今年は一時期忙しかった時期にあまり映画館行かなかったです。なので観たかった作品に観逃したのもあります。それでも外国映画よりは優先して観に行きました。あくまで映画館で観た映画から選びました。

DVD等で気になったらチェックしてください。映画館で観る機会がまだある作品もあります。


先日の日本映画に続いて、外国映画ベスト15

1.ゼロ・グラビティアルフォンソ・キュアロン監督作品)
2.ジャンゴ 繋がれざる者クエンティン・タランティーノ監督作品)
3.パシフィック・リムギレルモ・デル・トロ監督作品)
4.ハッシュパピー 〜バスタブ島の少女〜 (ベン・ザイトリン監督作品)
5.華麗なるギャツビーバズ・ラーマン監督作品)
6.ウォールフラワー(スティーブン・チョボスキー監督作品)
7.パッション(ブライアン・デ・パルマ監督作品)
8.悪いやつら(ユン・ジョンビン監督作品)
9.イノセント・ガーデンパク・チャヌク監督作品)
10. ザ・マスター(ポール・トーマス・アンダーソン監督作品)
11. リンカーンスティーヴン・スピルバーグ監督作品)
12. 悪の法則(リドリー・スコット監督作品)
13. 愛、アムールミヒャエル・ハネケ監督作品)
14. 名探偵ゴッド・アイ(ジョニー・トー監督作品)
15. オズ はじまりの戦い(サム・ライミ監督作品)

監督賞:アルフォンソ・キュアロンゼロ・グラビティ

主演女優賞:サンドラ・ブロックゼロ・グラビティ
主演男優賞:チェ・ミンシク(悪いやつら)
助演女優賞ニコール・キッドマンペーパーボーイ 真夏の引力イノセント・ガーデン
助演男優賞レオナルド・ディカプリオジャンゴ 繋がれざる者
新人賞:クヮヴェンジャネ・ウォレス(ハッシュパピー 〜バスタブ島の少女〜)

日本映画同様基本的に、「記憶に鮮明に残った」映画を挙げました。
こちらも小難しい社会派映画系の類は極力外すという条件で選びました。

外国映画は、「ゼロ・グラビティ」に尽きます。観終わった瞬間にオールタイム外国映画ベストテン級だと思いました。絶対3Dで観てください。2DやDVD、TVで観ても、3Dで観た人に「何で3Dで観なかったの?」と言われますよ。

「ジャンゴ」と「パシフィック・リム」は、シンプルでもそこに作家性や映画愛が足されると新しい傑作が生まれるというお手本な気がしました。

「ウォールフラワー」はもっと褒めておいても良かった、というくらい好きな映画。「ウォールフラワー」のラストシーンは一見に値します。クチコミで広がったそうなんで、何より。

主演男優賞は「リンカーン」のダニエル・デイ=ルイス、「ザ・マスター」のホアキン・フェニックスか、「悪いやつら」のチェ・ミンシクで悩みました。一番変なヤツを選びました。

助演女優賞は文句なしにニコール・キッドマン。見事な汚れぶり。

音楽好きとしては、劇中音楽が素晴らしかったのが「ウォールフラワー」と「華麗なるギャツビー」です。「華麗なるギャツビー」で文芸題材なのにダンスシーンにジェイ・Z & カニエ・ウェストのヒット曲使うあたりは現代観客への配慮だと思います。

追記:外国映画も今年は一時期忙しかった時期にあまり映画館行かなかったです。なので観たかった作品に観逃したのもあります。でもあくまで映画館で観た映画から選びました。

DVD等で気になったらチェックしてください。映画館で観る機会がまだある作品もあります。