「サンブンノイチ」（品川ヒロシ監督作品）

出演　藤原竜也、田中聖、小杉竜一、中島美嘉、窪塚洋介、池畑慎之介☆他

ユナイテッドシネマとしまえん

座席位置　前方中央

評点・・・☆☆☆★★

漫才ギャング　スタンダード・エディション [DVD]

以下、Facebookから一部転載

品川ヒロシ監督（以下品川）『サンブンノイチ』観ました。

品川の映画は、信用のおける人が前作『漫才ギャング』を褒めてたので観たら、結構おもしろかったので今作は期待して観ました。

結論から言うと、本作も結構おもしろい。まずもって、かつての憧れ窪塚洋介くんがこんなに暴れてる映画も懐かしいなあ、と思ったんですが、窪塚くんをこんなに暴れさせても映画の体を崩してないのは演出力量がある証拠なんじゃないでしょうか。吉本芸人監督には松本人志氏という、日本映画界最大級のダメ監督（と、オレは思ってる）がいますが、品川の映画は芸人監督と色目を使わず観てほしいです。

タランティーノ、スター・ウォーズ、クリスチャン・スレーター・・・あと何だっけ。結構劇中会話の中に映画ネタが出てきます。

この人、映画監督としては生真面目な人なのかなあ、と思ったのが、終盤で窪塚くんがモニターを前にして映画論をぶつシーンがあります。あの長ゼリフ、本業映画監督じゃない人間の立場として入れたかったんだろうなあ。あのセリフ入れても映画の出来が浮いてないから正解だと思いました。

ただ、物語の展開を捻ることに主軸を置き過ぎてガス欠してしまったようなラストは残念。ネタバレにつき伏せるけど中島美嘉さんが××するシーン、あのちょっと後くらいで終わらせてれば映画として正しいような気がしました。

ちなみにピーターの芸名が「藤岡弘、」みたいに「池畑慎之介☆」になっていたのに驚きました。