「きみはいい子」(呉美保監督)

出演 高良健吾尾野真千子池脇千鶴

テアトル新宿

座席位置 前方中央

評点・・・☆☆☆★★★ 上出来の部類

以下、Facebookより転載

呉美保監督「きみはいい子」観ました。

友人から「キミには合わないんじゃない?」って言われましたが、そんなことないですよ!私は「映画無差別観賞主義者」です。「テレクラキャノンボール」から「プロレスキャノンボール」から「テラスハウス」から「極道大戦争」そして「マッドマックス」だって、片っ端から何でも観ます!

私は映画に驚きを求めてます。どんな映画に驚きが潜んでるかわかりませんからね!

友人から、「話題になってないしガラガラだ」って聞いてたんですが、今日はそこそこ入ってました。

観てから知ったのですが、これは高良健吾氏が演じる小学生の新米教師と、尾野真千子氏演じる、夫が単身赴任している幼い娘の母親がW主人公の映画でした。

「苛立ち」が、映画のひとつのキーワードかな。オラ、結婚もしてないし子供もいない、挙句いま彼女もいないけど、子供ができたとしたら、その時糧になるかもしれない。

この映画は、(某ナントカdiaryみたいな)良い映画っぽい雰囲気だけじゃなくてちゃんと登場人物を描いてると思いました。

ちょっとモヤモヤする点もあったんですが、それも「宿題」として観客が持ち帰って反芻するのも、この映画の魅力かな。

あんまり詳しく書けませんが、終盤の尾野真千子氏と池脇千鶴氏のシーンには不意を突かれて胸を打たれました。

大人も、かつては子だったのよ。

いま気づいたけど、この監督の映画全部観てますが、いまだハズレがない監督。