最近いつになく映画に関係する報道が多い気がする。

人身売買描いた「闇の子供たち」、バンコク映画祭で上映中止
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080920-OYT1T00202.htm?from=navr
と、今朝の新聞記事にありました。
タイのお国事情は知らないし、確かにあの映画観て「タイって楽しそうだから行ってみよう!」って人はあまりいない気もしますが、この報道を読んで、映画ファンはそんなこともないと思いますが、普段あまり映画を観ない方で「え?そんな作品なの?」という先入観は持たず、もし報道見て作品知ったら観に行ってほしいなと思いました。
この映画、全体を通して観ると「日本人よ眼を逸らすな」という風になってます。
これは違いますが、最近観る前に「観るんじゃない!」とか「観せません!」とか「これは間違っている!」とか、自分の価値観で圧力みたいな先入観を押し付けてくれるありがた迷惑な人達がやたらと増えた気がしてましてね。全く、何で友達でも何でもない連中の言うとおりにしなければならないんだっての。映画公開に関わっている人達が「やってみたけど誰も来ないし、面白くもなんともないからヤメだ」ならわかる気もしますが、全然関係ない連中に「ダメ」とか言われても「何だよお前。じゃあお前のお勧め映画を紹介してみろよ」となりませんか?
話が逸れましたが、後半の急展開が賛否両論だと思いますが、全体通して緊張感溢れる作りが、観る側に当事者意識を植えつける点では見事だと思う、本年日本映画屈指の力作だと思います。篤姫の健闘が光ります。

『狂気のフィルム行商人」渡辺文樹監督、ポスター張りで逮捕
http://newsing.jp/entry?url=outlaws.air-nifty.com%2Fnews%2F2008%2F09%2Fpost-7c0f.html
http://www.asahi.com/national/update/0911/TKY200809110170.html
で、これはちょっと前の報道で、映画好きではなくてもみなさんとっくにご存知だと思いますが、個人的に特に関取が大麻がどうこうよりとても気になってます。
けど新聞報道と週刊新潮の記事でしか、まだ知る事ができずにいるので、詳細経緯が知りたいと思ってます。
私見ですが、僕は渡辺文樹監督に特に思い入れがあるわけでもないし、あまり報道されてもいないようなので詳細もわからないのですが、単純に考えて、観れる読める聴けると思っていたものが、何か突然ダメにされると、余計に気になって観たり読んだり聴きたくなりませんか?
靖国】の時もそう思いましたよ。

天皇伝説】は経緯がわからないのでまだ何とも言えませんが常識的に考えて、観る前に機会がなくなったりすると、「どんな映画なんだ?」って気になってしまいませんか?気になってイライラして、そこらへんの野良犬に八つ当たりしかねませんよ、本当に。しのごの言わず観せやがれ。
ラスト、コーション】でヒロインが映画見に行くと途中で政治的映像に切り替わり凹むシーンがあって、おっかねえって思ってたんですが、観る機会すら奪われるとあれよりヒドいぞコラ。全く「自由」なんて言葉は、突然辞任する総理大臣と、映画作り出す知事にしか与えられてないんではないかって思ってしまいますよ本当に。そんな暴言も吐きたくなります。
この映画知らなかったのに観たくなっちゃったじゃねえかこの野郎。イライラするなあ。

ハリウッド映画不振。「ハリポタ」の延期でさらなる痛手
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080919-00000010-eiga-movi
自分は興行成績とかあまり気にしないですし、ズッコケまくってる映画とか批判の集中放火を浴びてる映画を「どれだけヒドいのか」と逆に気になることもあり、むしろ空いてると逆にありがたいと思うし、洋画と邦画で区別せず、だいたい観てる数も若干洋画が多いくらいで、ハリー・ポッターにおいては「ダニエル・ラトグリフに似てる」と言われて不愉快になって観てもいないのですが、最近映画ブログでこの洋画低迷が記事になってて、むしろ今年は洋画が例年になく傑作揃いだと思っていたので、「何でだろ?」とただただ疑問に思ってました。
ミラクル7号】なんて初日に行ったのに場所間違えたかと思うくらいガラガラスッカラカンで、「【花より男子ファイナル】と重なったからかな、来週から大ヒットかな」と思うくらいで、靴脱いで三つくらい座席使って、「あんまり楽しいから踊りながら観ちゃおうかな」と思うくらいでした。
映画ブログで洋画低迷が話題になってると「なるほどー」と思いつつ、不思議に思ってました。
でも驚いたのが記事中の【ダークナイト】がヒットしなかったという点。マジか。自分が行った回は満員御礼だったから普通にヒットして、若い人の間で「Why so serious?」が流行語と化してるのかと思ってた。普通に黙ってても記録的大ヒットしそうな作品だと思ってた。

入院すると、看護婦に変装した何者かがいるのではないかと気になる人ばかりだと思ってた。
婆さんが自転車乗ってると、手に何を持ってるか気になる人ばかりだと思ってた。
スーパーに買い物行くと、外の事が気になる人ばかりだと思ってた。
サウナ行ったら暴れ回る人ばかりだと思ってた。

まあ上記は冗談ですけど。

今は月に五から六本程度劇場観賞している程度だし、評論家ぶった知ったかぶりもしませんが、こういう時こそ宣伝マンの腕の見せ所だと思いますので、洋画宣伝担当の方頑張ってください。自分は観に行くことで極力貢献します。