非モテ!男性受難の時代

ここんところ古本ばっかり読んでいたのですが、久しぶりに新刊を読みました。

男性受難の時代 非モテ! (文春新書)

男性受難の時代 非モテ! (文春新書)

まずこの本、帯に

”草食系男性は肉食系女性に食い散らかされる!モテない男はNo Future!今こそ男性を保護せよ!!”

って書いてあって、最近良く耳にする「草食系」について言及されているのかなあ、って思っていたら、そうでもなかったです。

最初と最後を秋葉原の事件について言及していて、第一章なんかは読み応えがあったのですが、正直第2章・第3章あたりから引っ掛かる点が出てきたり。

というよりこの書籍、主に誰に向けて書いたのだろ?世の非モテ男子(まあ僕もどちらかに分類すれば非モテだけど)は、この書籍を読んでどういう反応するのかなあ。

そんなこと考えると凄く良かったのが佐藤留美という人(この本は著者以外にも二名が書いてます)が書いている雑誌an・anの過去の特集・企画を参考にした第6章でした。結構この本の中でも長く割かれています。

20年以上前に「ワル系男代表」として麻生太郎現首相が出て発言していたとかブッと吹かされたり、その後木村拓哉竹野内豊大沢たかおの「マイルド」とか様々な流れと、それと女性の変遷を雑誌an・anと時代の流れで語るこの章は、女性が読んでも色々な感じ方があるんではないかと。

まあ結局読後「モテてえなあ」って一言が出てきたわけですけど。