レッドクリフ Part II −未来への最終決戦−
監督・脚本・製作総指揮ジョン・ウー
出演トニー・レオン 金城武 ヴィッキー・チャオ リン・チーリン チャン・フォンイー他
音楽岩代太郎
配給東宝東和 エイベックス・エンタテインメント
【映画がはねたら、都バスに乗って】
「レッドクリフPart?-未来への最終決戦-」:赤坂高校前バス停付近の会話
http://blog.goo.ne.jp/ereninotabi/e/bedb6e028812256b616bb1ae8bfa60b8
んで時間があったのでチラホラ覗いたのですが、僕は演出の点で褒めて、上記ブログは僕がよくトラックバックしているブログでいつもながら非常にユニークなわけですが、以下ふたつは若干否定的。
しかし当たり前の話で映画なんてもんは視点が様々じゃないとカルト宗教みたいで気持ち悪いわけですね。
そして以下ブログも仰ることはよくわかり、ポイントとして「三国志」に細かく言及したり、人物設定に言及。
僕はそこに関しては一切触れてませんので、お好みの方は寄ってみてください。
まどぎわ通信 映画「レッドクリフ Part II ー未来への最終決戦ー」
http://d.hatena.ne.jp/madogiwa2/20090411
よもやまやもよ 諏訪緑「諸葛孔明 時の地平線」
http://blogs.yahoo.co.jp/orchestraofangels/51316114.html
■なんとも変に気合が入りすぎと言うか、的外れと言うか、微妙と言うより他ないサブタイトルが付いた後編。
出来は凄かったものの「おいおい、マジかい」と言いたくなる幕の閉じ方をしたのが前編でした。一転後編は驚きの結末はないだろうと思っていたので、そこまでのプロセスが楽しみだった作品。
自分はそこまでではないので熱狂的な三国志ファンはどうなのか不明ですが、傑作!
随所に使われるスローやテンポの良いカット割り。ポイントポイントで決まるポーズ。後述する細かいエピソード。壮大な空の映像さえ物語に反映させる無駄のなさ。前編同様大河ドラマ風の音楽。近年日本映画では良質な時代劇・歴史ものがあまり観れなくなったので、日本映画の監督に参考にしてほしいと思うほど。
以下、核心に触れます
前編では比較的出し惜しみされていたお楽しみ=白鳩も序盤から大活躍。かかしのくだりも笑える。序盤孔明と周瑜の策略を巡るやり取りも思わず二ヤリとしちゃいました。
二枚目俳優のトニー・レオンですら濃く見えるほど男クサイ集団の中で、前編同様ヴィッキー・チャオの活躍ぶりが凄い。序盤から大立ち回りで、男勝りな役どころを好演。またリン・チーリンが地味に見えてしまうほど。
前編同様後半に豪快な合戦場面。昔読んだ三国志をよく覚えてません。ジョン・ウーは趙雲びいきなのか、関羽・張飛がパッとせず、趙雲がやたらと活躍してました。そこらへん三国志ファンはどうなんですかね。