フィッシュストーリー

僕のいとこが、「知ってる人は知っている」くらいの(と本人には言えないけど)ミュージシャン(パンクではないですけど)をやっていて、パンクバンド”逆鱗”のドラム役の渋川清彦(「実録連合赤軍に出ていました」)に、雰囲気とかしぐさ、話し方がそっくりなんですよ。あんなに格好よくはないんですけど。

それと僕10年前くらいに、2人組で趣味で音楽やっていたんですけど、相棒が同じく”逆鱗”メンバー役の大川内利充(プロのミュージシャンらしいです)に雰囲気がよーく似てたんですよ。相棒はもっとイヤミで癇に障ることばかり言う男でしたけど。

全く関係ないんですけど、多部未華子が出演しているということで「つばさ」。土曜の一週間分放送で観ているんですけど、アンジェラ・アキの同じ歌の同じ箇所を六回聴いている、ということになります。ドラマの方はいまのところイイ感じです。

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監督中村義洋
原作伊坂幸太郎
脚本林民夫
出演伊藤淳史 高良健吾 多部未華子 濱田岳 森山未來 大森南朋 高橋真唯
音楽プロデュース斉藤和義
プロデュース 宇田川寧 遠藤日登思
配給ショウゲート

シネ・リーブル池袋(感謝デーでした。)

スルーしていた作品だったんですが、この前映画好きな友人達と酒をごっくんした際に、結構評判が聞こえたんで観ました。

参考にするもんですね。良い作品でした。”逆鱗”ヴォーカルが最初に発するセリフが好きですね。ラストに全部繋げて来て、それを一挙にたたみかけてくれたのも良かったです。
”逆鱗”と大森南朋がメインな感じなんで、多部未華子は出番が思いのほか少なかったですが、ラストに良い衣装着てくれます。
”逆鱗”がライブするのがあの場所なのもナイスです。伊藤淳史以外は全員不健康そうなのも良かったです。あの金髪の女の人もかなり不健康そうでした。

ただ良作だけに、少し個人的に欲しかった点。

すごくスマートな作品でした。ただ完全に個人的な趣味ですが、例に出すなら去年「アフタースクール」で、多少ツッコミどころがあっても最後に大泉洋にあの一言を言わせるような(あの一言が、人によって受け入れられるものであるかどうかはさておき)、「ガツンとくる一撃」があったら尚のこと良かったです。原作未読ですけど、だいぶ改編されているみたいなことを耳にしたこともありまして。

でもこの製作陣の作風を決して否定はしませんし良作ですので、なかなかオススメの一本(もうすぐ東京は終わるっぽいですけど)

久しぶりに邦画について書きました。

【映画がはねたら、都バスに乗って】
「フィッシュストーリー」:青山斎場バス停付近の会話
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