板尾さん・・・空気人形

男性受難の時代 非モテ! (文春新書)

男性受難の時代 非モテ! (文春新書)

監督 編集 脚本:是枝裕和
原作:業田良家
撮影監督:リー・ピンビン
主演:ぺ・ドゥナ
音楽:World's end girlfriend
配給:アスミック・エース

僕の周囲でも「海外映画祭ウケ狙いが見える」みたいな声をチラホラ耳にしましたが、それ言っちゃうと黒沢清監督の映画とかも観れなくなっちゃうような気がするし、仮にそうでも映画が壊れてるわけでもないしむしろ良いほうに転がってる気がするんで気にしません。テレビもどきより全然いいしね。

ファンタジー自体が好きだし、「空気感で日常を曖昧に切り取ってみました」な作品はキライじゃないので、けっこう楽しく観れました。この手の映画はスベると強烈に退屈な凡作になると思ってるんですが、ぺ・ドゥナちゃんの魅力で押し上げていますね。

しかしあんなボーン!みたいな感じでぺ・ドゥナちゃんが登場するとは思いもよらなんだ・・・他にも部分部分で、そういった表現に関しては是枝監督と僕とでだいぶ壁があると思いました・・・

ぺ・ドゥナちゃんとARATA氏が行く映画館が閑散としてて泣けるぜ。せつねえ。

 お楽しみはココからだ〜 映画をもっと楽しむ方法
 「空気人形」
 http://otanocinema.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-c585.html

こちらの方が指摘されているように、「赤い風船」のポスターにはグッときました。なんせ僕が去年の年間ベスト映画ですから(リバイバル上映だったんですけど)。

でもね

後半唐突に映画が生々しさを増すところで当惑しちゃいました。

あといくらなんでも板尾さん演じる男性がかわいそうすぎる・・・これは僕が男性だからなんだろうけど、もうちょっとどうにかならなかったか・・・僕が映画監督だったら、板尾さんでサイドストーリー作ってやりたいくらいだぜ・・・ちきしょうとすら思ってしまう僕はズレてるんだろうなあ。そんなこと言ってるの僕の周囲でもいないから立場がねえぜ。

僕はやっぱり最近だと「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」の妻夫木氏演ずるオクテ男の子とか、「クヒオ大佐」のジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐みたいな欠陥男性にグッとキテたからねえ・・・でもまあ良い映画だとは思います。やっぱり客観的評価が苦手なんだと思いました。お目汚し失礼しました。

お口直しにいくつか、レビューを紹介しておきます。

ノラネコの呑んで観るシネマ
空気人形・・・・・評価額1700円
http://noraneko22.blog29.fc2.com/blog-entry-333.html

MWAVEのずらずらら日記
ペ・ドゥナ @ 空気人形
http://d.hatena.ne.jp/MWAVE/20090928

「いろにでにけり」
【空気人形】
http://blogs.yahoo.co.jp/orchestraofangels/56055095.html

お楽しみはココからだ〜 映画をもっと楽しむ方法
「空気人形」
http://otanocinema.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-c585.html

虚馬ダイアリー
「空気人形」
http://d.hatena.ne.jp/toshi20/20091011

S-killz to pay the ¥.
純・邦画「空気人形」
http://d.hatena.ne.jp/Dirk_Diggler/20091007

みんなシネマいいのに!
「空気人形」
http://cinemaiinoni.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-c585.html



おやすみなさい。