終着駅-トルストイ最後の旅-(マイケル・ホフマン)
渋谷 Bunkamura ル・シネマ
THE LAST STATION ドイツ ロシア イギリス映画
1時間52分
座席位置:前方中央
自分が観た際の混雑状況:おそらく7割程度
監督・脚本:マイケル・ホフマン
出演:ヘレン・ミレン クリストファー・プラマー ジェームズ・マカヴォイ ポール・ジアマッティ アンヌ=マリー・ダフ ケリー・ゴンドン他
撮影:セバスチャン・エドシュミット
美術:パトリツィア・フォン・ブランデンシュタイン
音楽:セルゲイ・イェフトシェンコ
原作:ジェイ・パリーニ
製作総指揮:アンドレイ・コンチャロフスキー他
配給:ソニー・ピクチャーズ
好感度点数=☆☆☆★★★
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この文章は映画のラストに触れています。
文豪トルストイ氏と悪妻と呼ばれたソフィア氏の晩年を描いた映画。
といっても、僕はトルストイ自身が当時及び現在にいたるまで、人物としてどう見られていたか、とか全くわかりません。
ちなみに偉大な人物と言われる人を描いた映画っていうと、今年は巨匠クリント・イーストウッド監督の「インビクタス 負けざる者たち」がありました。
悪妻ソフィアをヘレン・ミレン氏、トルストイ氏をクリストファー・プラマー氏、秘書をジェームズ・マカヴォイ氏が演じていて、トルストイ氏を尊敬していてソフィア氏と対立する男色家をポール・ジアマッティ氏が演じています。
ちなみにアカデミー賞ではヘレン・ミレン氏が主演女優賞、クリストファー・プラマー氏が助演男優賞でのノミネートだったらしいです。僕はW主演と思ったけど、アカデミー賞ではヘレン・ミレン氏を主演と考えたんですね。
主に「愛」と「性」についての映画で、非常に語り口が滑らか。
ざっくり言えば、トルストイ夫妻が軸で、マカヴォイ氏がスパイ的な役割となって先の読めない展開を生み出し、ジアマッティ氏とミレン氏の対立軸が加わる、となりそうだけど、もう少し色々あります。
ジェームズ・マカヴォイ氏はガン・アクション映画「ウォンテッド」が有名なのかもしれません。でも僕の中では「つぐない」、アン・ハサウェイ氏と共演した全く話題にならなかった秀作「ジェイン・オースティン 秘められた恋」など文芸映画での青年のイメージ。というか僕はこの俳優が大好きなんですがどの程度人気があるのかな?
彼がトルストイを敬愛する、堅物で誠実で女性を知らない勤勉青年を演じているのですが、やはり僕は年齢・性別からいって彼の視点で観ました。
トルストイ夫妻のことは、多分いずれ実感が湧くような気がします。自分のような若輩にはまだ遠い。
というかこの映画、上述したようにトルストイ個人がどう見られてきたかを知らないんですが、典型的な偉人としては描いてません。カミさんに誘惑されればジャレるし、マカヴォイ氏が相談すると困惑するような答えを返します。
実在した人物の晩年を描いた映画なわけでラストはわかりきってると見せかけて、マカヴォイ氏の恋の行方も描くところが巧い。
蒸気機関車が出てきます。外国映画のことはわからないけど、日本映画ではあまり見かけないような気がします。