今月の本棚(2010年10月分)
今年になってから、その月に読んだ本を書き残してます。
しかし、これがどうしたことかいつも書き忘れているので、もう今月の分を書くことに。
今月はいくつか読んだんですが、この作者に触れます。
金子修介監督最新作が「ばかもの」ということで、絲山秋子氏の作品を読みました。でも「ばかもの」は読んでません。
- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/12/24
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- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/05/20
- メディア: 文庫
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この方の文章と相性が良いのか、または文章が上手いのか、両方ともあっという間に読了しました。
というより、とても感じるところの多い作品でした。
一般的は「エスケイプ/アブセント」より「ダーティ・ワーク」のほうが評価が高かったりするのでしょうか。そんな気がします。「エスケイプ/アブセント」の構成は巧みです。「つながる」という意味で、現代的だったりするのかも。
でも私的には「エスケイプ/アブセント」の方が好きです。P70〜P71に、しおりを挟んでおこう。
主人公に、ひたすら共感しました。同時に、読むたび、自分の今までの人生の節々を度々反芻しました。
おれの人生、どうだったけなあ。みたいに。
また別の作品読んでみようかと。