キューポラのある街(浦山桐郎)

1962年

銀座シネパトス

最前列中央

好感度点数=☆☆☆☆★

必死剣鳥刺し [DVD]

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僕が最も好きな映画館は、銀座シネパトスです。

上映作品の選定にも個性がある映画館で、その映画に興味が無ければ行かないけど、優先度の高いゴヒイキ映画館。

名画座宣言」して旧作の上映も始めてからは、以前より行く頻度が増しました。

一度でも行ったことがある人ならおわかりでしょうが、銀座の街の一角に奇跡とも言える、昭和にタイムスリップしたような映画館です。(別にケチをつけてるわけではないです。)

映画館の場所に居並ぶ居酒屋とかね。落ち着くんだよなあ。

映画館の従業員の人も良い感じ。この間も素敵な従業員の方と観客のやりとりを見かけた。

そういうの、かつては当たり前だったかもしれない。

けどシネコンの事務的なそれに慣れてると、とても感激するものです。

まあそんなこと言っていてもシネコンに行かないわけではない。

しかし先日もシネコンでウンザリすることがありました。

なにやらクレジットカードの勧誘コーナーがあって、そこの人たちがうるせえのしつこいの。

よくわからないけど、クレジットカード付きポイントカードだったのかな。

その人たちはシネコンの従業員では無いんですが、場をわきまえろ、と。ノルマとかあって大変なのかもしれないけど。

しかもそのクレジット会社、僕使えないんですよ、昔返済できなくてブラックリスト載っちゃってるので。家まで来られて怖かったなあ、金は借りるもんじゃないと学びました。

あ、これは僕のせいか。シネコンは関係ないですね。

でもしつこいウルサイと思ってたのは僕だけじゃなくて周りの人たちもそう言ってました。

何の話かわからなくなってきましたが、シネパトスで平山秀幸監督「信さん 炭坑町のセレナーデ」公開記念「名画に見る 懸命に生きた人々 失われた風景に求めて」という企画をやってたので行ってきました。

キューポラのある街」って名作と言われているけど、タイトル知ってても観たこと無いなあ。脚本にイマヘイさんの名前がありました。ちょっと観てみよう。二本立てでもう一本は山田洋次監督「下町の太陽」だったけどこっちは間に合わず。ラスト一本割引で。

これは良かった。大変感動しました。がっちり教訓も満載。

「自己中心主義!」

最後小百合タンが母に言う言葉って、現代日本の働く上でのあり方に通ずるところありませんか?「一人が五歩前進するより・・・」って。

朝鮮人労働者や、反戦を訴えるシーンまでありました。

良い映画だった。

キューポラのある街」って洋画みたいなタイトルだな、と思ってたら、溶解炉の名前だったんですね。

この企画で上映されていたのは以下の映画。

蟹工船 [DVD]

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どっこい生きてる [DVD]

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君が若者なら [DVD]

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若者たち [DVD]

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下町の太陽 [DVD]

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キューポラのある街 [DVD]

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警察日記 [DVD]

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今村昌平 DVD Collection にあんちゃん

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