ゲゲゲの女房(鈴木卓爾)
ゲゲゲの女房 日本映画
座席位置:最前列中央
監督・脚本:鈴木卓爾
脚本:大石三知子
撮影:たむらまさき
美術:古積弘二
音楽・出演:鈴木慶一
配給:ファントム・フィルム
好感度点数=☆☆☆★★(結構好き)
終盤の展開には触れてないけど、観る予定なら読まないほうが良いかも。
朝の連続テレビ小説でも放送されていた水木しげる夫妻の物語の映画。
ちなみに僕はドラマは観てません。
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序盤の食卓シーンで、何やら頭の禿げた中年の男性がいる。
彼もその中のひとり・・・なのか?なんか違う気がするぞ。
なんかおかしいな。そう思ってると、後になって「ああ、妖怪か!?」と思い至る。
僕が彼を「なんか違う」と思ったのは、何かの偏見からくるものだろうか?
映画を観ながら思考する、そんなことを刺激されたとでもいうべきでしょうか。
なにやら音響も工夫されていて、妙な一体感も感じました。
水木しげる氏には、とことんとぼけた人のようなイメージを抱いてましたが、ところどころクドカンがかっこよく見えました。
まんま現代の風景が出てきたのには違和感を感じたけれど、最近の日本映画は真面目過ぎるというか、シリアスさが前面に出ていて肩がこるのが多い、と思うことがたびたびある中で、この映画はユーモアに溢れていました。
この監督と吉田大八氏、横浜聡子氏あたりが今後もユーモア溢れる映画を作ってくれることを期待します。「ユーモア御三家」になってほしいと、勝手ながら思いました。
これはちょっと前に読みました。でもこの本には布枝さんはほとんど出てきません。
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1999/07/01
- メディア: 文庫
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