「ワールド・ウォーZ」(マーク・フォスター監督作品)

ユナイテッドシネマとしまえん 2D

座席位置 真ん中左寄り

評点・・・☆☆☆★★

以下、Facebookより転載


過日、ユナイテッドシネマのポイントが貯まったので、マーク・フォスター監督ブラッド・ピット主演「ワールド・ウォーZ」を観ました。2D無料観賞。

「ワールド・ウォーZ」の”Z”は「ももいろクローバーZ」や「ドラゴンボールZ」の”Z”じゃなくて「ZOMBIE」の”Z”。

なんでこんなこと書いたか。オレは全く気にしてないんですが、Twitter上のごく一部の人たちが「この映画の宣伝・広告担当は、この映画がゾンビ映画だってこと隠してやがる!」「ゾンビ映画だとヒットしないと思ってるからだ!」と怒っていて、リツイートで流れてくるから。

頻繁に作られるゾンビ映画。そんなゾンビ映画にこだわる人は少なからずいます。オレの後輩でも「ゾンビ革命なんて映画がありますよ!タイトルだけでグっとくる!超観たい!」とか言い出すマニアがいる。まだ二十歳位の頃、家に行ったらゾンビ映画などのホラー映画を立て続けに観せて解説した友人がいる。そんな人たちに「ただのゾンビじゃん」なんて言うとムキになって反論してくるから口が裂けても言ってはいけません。

オレはそんなことない。ゾンビ映画の第一人者ジョージ・A・ロメロ監督作品と、他数本観たことがある程度。そもそもグロい描写がある映画があまり好きじゃない。

でも逆にゾンビ映画マニアな人にはこの作品はちょっと物足りないかも。ゾンビは大量に出てくるけど、グロテスクな描写も無く、大して怖くないし、どっちかと言ったらパニック映画に近いです。どっちかってーとゾンビ映画とか怖い映画苦手な人向け。

主演はブラピ。彼の役どころは特に何か飛び抜けた能力があったりするわけでもなく、銃を撃つのが上手いとか戦いに強いとかそういう設定じゃない。特別ヒーローってわけじゃない。

家族を守るため、昔の仕事の因果で頼まれて戦いに向かうだけ。

あの肉体美をむやみに披露したりもしない。

そんな普通なところが共感を誘うかも。

しかしあのジョージ・A・ロメロ監督も、まさかブラッド・ピット主演で、飛行機事故描写まであったり、世界を股にかける大掛かりなゾンビ映画が作られる時代が来るとは予想しなかっただろうなあ。

イスラエルの描き方が意味深です。

体調があまり良くない時に観たため途中寝落ちしかけましたが、観てる間楽しむいっときの娯楽映画としては申し分ない出来です。でもオレは「パシフィック・リム」を推します。