「R-18文学賞 vol.2 ジェリー・フィッシュ」(金子修介監督作品)

シネマート六本木

座席位置 最前列中央

評点・・・☆☆☆★★

以下、twitterより転載

今月になって観た日本映画、『夏の終り』『共喰い』『ジェリー・フィッシュ』、全部同じ評点にしたけど、この中で敢えて一本と問われたとしたら『ジェリー・フィッシュ』かな。

『ジェリー・フィッシュ』ここ数年間観ている金子修介監督作品に、ハズレが全く無い。

以下、facebookより転載

台風明けにシネマート六本木で金子修介監督『R-18文学賞 vol.2 ジェリー・フィッシュ』を観賞。タイトル長い。今日はメンズデーでした。

どういう事情かは知らないですが、『デスノート』をヒットさせたのを最後にローバジェットの映画しか作らなくなった金子監督ですが、職人監督的手腕を発揮して『プライド』『ばかもの』『青いソラ白い雲』『百年の時計』と秀作、傑作を連打しているので、いま観逃せない映画監督の1人。特に『青いソラ白い雲』は震災後をコメディで描くという大胆不敵な試みで、昨年のマイベストワン。

現役日本映画監督で、最も女性をエロティックに描くのが石井隆監督(だと思います)、最も可愛く美しく描くのが金子修介監督(だと思います)。

そんな監督の新作が女子高生が主役とあれば、観逃すわけにはいきません。

女性の同性愛を主軸にした作品で、実にエロティック。

不運なのは、ベッドシーンに気合いが入り過ぎて、高校生が主役の映画なのにR18指定になってしまっている。本来一番観るべき年齢層が観れない。

女子高生二人のやり場のなさが実に巧みに描けています。女性におススメ。けどラストが唐突なのがちょっと惜しい。それとキーワードの1つにオードリー・ヘプバーンの「噂の二人」が出てくるんですが、オレがその映画を観てない・・・。

しかし驚いたのは、エンドクレジットで奥山和由・チームオクヤマの名前が出てきたこと。しぶとく頑張ってるんですね。(twitterで某映画ライターの人に言われたんですが、奥山さんは吉本興業と契約したらしい。)

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