「そこのみにて光輝く」(呉美保監督作品)
座席位置 真ん中中央
評点・・・☆☆☆☆ ダンゼン優秀!
以下、Facebookより転載
テアトル新宿で呉美保監督『そこのみにて光輝く』観ました。ダンゼン優秀!良くて、ちょっと泣いた。今年の映画賞を席巻する作品になるんじゃないでしょうか。客入りも良いらしく嬉しい。呉美保監督の映画はこれまでも観てきたんですが、こういう作風の映画を作るとはちょっと予想外でした。
今日は早く寝たいので感想を短めに書きます。
原作は、読んでから観ました。自分は原作と映画とは切り離して観るようにしているのですが、読んだ者として言っておくと結構大胆に変更されていると言って良いです。それでいて原作の持つ魅力が損なわれていないことこそ呉美保監督&高田亮脚本の力だろう。天国の佐藤泰志(原作者)も喜んでいるに違いない。
あと何と言っても近藤龍人撮影がまさしく「光っている」。昔から注目してきた人物ですが、いよいよ本作をもって名撮影手として語られるようになるかもしれない。
モルモット吉田さんがキネ旬で「ATG文芸映画が蘇ったかのよう。」と書かれているが、この映画にはどことなく「かつての日本映画」の香りがする。
演出・脚本・演技・撮影。あらゆるものにおいて高いレベルの映画。大人の映画。
- 作者: 佐藤泰志
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