「2014年の映画ベスト15・日本映画」

以下、Facebookより転載

年の瀬、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて恒例の年間映画ベストを発表させていただきます。まずは日本映画から。10作品に絞る理由はないのでベスト15です。

1位「劇場版テレクラキャノンボール2013」
ダントツ。ぶっちぎり。2月に始まってついには12月まで上映が続いた。
映画の歴史は長く当然すべての映画を観てるわけではない。
でも間違いなく、こんな映画は今まで無かっただろう。
始めてテレクラキャノンボールが満席になった上映3日目のオーディトリウム渋谷に、オレはいた。
爆笑と阿鼻叫喚が渦巻く、今まで経験したことがない映画館体験は一生忘れない。

2位「野のなななのか
名匠大林宣彦監督「シネマ・ゲルニカ」第2弾。とても老人が撮ってるとは思えない。いい意味で完全な暴走。

3位「5つ数えれば君の夢」
あまりに衝撃だった前作「おとぎ話みたい」よりはやや落ちるけど、山戸結希監督は将来有望。女性に観て欲しい。

4位「FORMA」
愛した今は無きオーディトリウム渋谷で観た最後の映画。後半のまさかの計算され尽くした展開と驚異の長回し

5位「ニシノユキヒコの恋と冒険」
オレの周りではめっちゃ評判悪いけどオレは断固支持する。役者の魅力を引き出すことに成功。

6位「そこのみにて光輝く
たぶん、今年の日本映画では一番褒められそうな映画。

7位「るろうに剣心 伝説の最期編」
8位「るろうに剣心 京都大火編」
この二作は並べたかった。本当は分けないで公開して欲しいんだけど、既存の映画を打ち壊せという力を感じた。

9位「百円の恋」
安藤サクラさん、躍動。現在公開中。

10位「Seventh Code セブンス・コード」
黒沢清監督の怪作。好きな人を追っかけて前田敦子さんがロシアへ、のはずが、彼女が柔術を披露する活劇になったり最後はゴダール風に終わる。

11位「こっぱみじん」
全員が片思いの群像劇。恋って痛くて素敵だね。

12位「ほとりの朔子」
二階堂ふみさん物件。今年は4作も彼女の出演作を観た。女優としては一番印象に残った。

13位「ホームレス理事長 〜退学球児再生計画〜」
ドキュメンタリー。これ、地方のテレビ番組を上映したものだから映画のベストに入れるのはどうかと思うけど。

14位「家路」
ポスト3・11映画。ひたすら地味な映画だけどメッセージには共感できた。

15位「日々ロック」
インディーズで鳴らした入江悠監督が松竹に登場し、映画館はガラガラ大コケだったけどオレは褒めるぞ。
「SR サイタマノラッパー」シリーズの精神は松竹でもまだ生きていた。

女性監督が4人もいます。1位の劇場版テレクラキャノンボール2013は。オールタイムベスト10級の衝撃でした。

というわけで、今年も映画館で観た映画だけで選びました。外国映画は年が明けてから発表します。