ぐるりのこと。

監督橋口亮輔 主演木村多江
自分も生きてきた10年史を振り返っているということで、素直に思い入れが強い。時代とともに変化していく人々を丁寧に伝えてくれていた。他登場人物とは異なる人物像のリリー・フランキーも良かったが、木村多江が素晴らしい。ハッシュ!の時にはイマイチ好きになれなかったラストの処理も絶妙。自分の人生にとっても貴重な映画の1つとなりそう。自分が翔子と同じ疾患にかかった経験が有り、自分を鏡で見ているような錯覚に陥ったことも大きい。