ウォンテッド【WANTED CHOOSE YOUR DESTINY】

監督ティムール・ベクマンベトフ
主演ジェームズ・マカヴォイ

「ビンビンくるぜ!」

こういった演出映像のクオリティが高くて、観客のニーズに応えようという思いがわかりやすく伝わってくるサービス精神旺盛で瞬発力高めなエネルギッシュな映画なら、ストーリー展開の若干の物足りなさとツッコミどころとか倫理観が足りてないところがあってもカバーしてるから、イチイチ指摘するのも野暮な気がしてます。

こんなに卑屈ではなかったけど、マカヴォイ青年のヘナチョコさ加減が、社会人なりたてだった頃の僕を思い出しちゃって共感。あと自分ではそう思わないんだけど、若い頃は特に顔が「ヒュー・グラント系」とかいう不当評価をされてて、マカヴォイ青年もそっち系の顔なのも、身につまされる。僕こんなに二枚目じゃないけど。
「オマエには必要ないよ」とか言ってアンジェリーナ・ジョリーがマカヴォイ青年のキンタマを踏みつぶすとかあったらもっと楽しかったなあ。

サービス精神旺盛といえば、アンジェリーナ・ジョリーのヒップ。やっぱりサービス精神旺盛だな。しかもタトゥー付き。
イースタン・プロミス」のヴィゴ・モーテンセンとこの作品のアンジェリーナ・ジョリー。麗しい彫り物入りボディ観れて、なんか充実してるな。映画好きで良かったな。

ラストの処理がスマートなのも良い。この手の映画でラストでもたつかれるのは嫌だから。

点数は☆☆☆☆
共感度とアンジーのヒップもあってあと0.5点付けたいけど、【シューテム・アップ】や【ホット・ファズ!】と同じ点数になるので、この点数。キーボードで殴りつけたら文字が出るシーンがあったけど、やはり【シューテム・アップ】の看板を撃ち抜くと文字が出るシーンのが面白い。【シューテム・アップ】のふざけた感がいかに優れていたかわかる。

両作品ともR-15指定になってるけど、僕が中学生時代が観てたら、絶対もっと楽しかったと思うんだけどな。
毎年思うけど、今年のこの両作品と【ミスト】が同じ制限を受けるのがよくわからない。

自宅DVDで観たら、いかにホームシアターが充実してても
☆☆★
この点数。

糸からの伝言 〜ウォンテッド〜
id:Dirk_Digglerさん
http://d.hatena.ne.jp/Dirk_Diggler/20080923/p1