レイチェルの結婚

歩いても歩いても [DVD]

観ている間、↑にどことなく似てるなあ、と思いました。↑はポスターを購入したほど好きな作品ですが、「レイチェルの結婚」もなかなか良作でした。ジョナサン・デミのドキュメンタリー風味のカメラワークも良いし(結構カメラが動くけど、きちんと奥にいるキムを捉えていたりして丁寧)、何より去年「その土曜日、７時５８分」という傑作を提供してくれたシドニー・ルメット監督の娘ジェニー・ルメットの脚本がとても良いです。脚本家デビュー作だというので、今後も期待できます。

渋谷　Bunkamuraル・シネマ
監督ジョナサン・デミ
脚本ジェニー・ルメット
主演アン・ハサウェイ
製作総指揮イロナ・ハーツバーグ　キャロル・カディ
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

しかし振り返ってみると、父親のシドニー・ルメットの去年の作品が「哀れなダメ兄弟が招く家族崩壊劇」で、娘のジェニー・ルメットが「姉の結婚式と参加した妹から始まるほろ苦くも甘いドラマ」というのが面白いな。

以下、内容に触れます。
手短に好きなシーン。

最初のほうでアン・ハサウェイ演ずるキムが、パーティで語るシーン。苦笑しました。
そして食器を洗う場面。少し良い雰囲気になりかけたところであのお皿でまた・・・家族ってのはこういうことの繰り返しなのかもしれません。
最後にキムの入浴シーンでのタトゥー。あの場面が一番感動的でした。