木村の大作戦「劔岳 点の記」

木村大作の待望の監督作品に対してそういう視点はどうなの?って言われるかもしれないですけど、宮崎あおいが切手をなめるところが、過剰にキュートというか美しすぎるというか、何か色っぽいぞ!と思ったんですけど。やっぱりあおいは可愛いな。ホントにホントに憎たらしいくらい可愛いな。100点だもんな。それはともかく、素晴らしい名画。

監督・撮影:木村大作
脚本:木村大作 菊池淳夫 宮村敏正
出演:浅野忠信 香川照之
配給:東映

誰かが行かねば、道はできない -木村大作と映画の映像-

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キネマ旬報 2009年 7/1号 [雑誌]

キネマ旬報 2009年 7/1号 [雑誌]

対談アリ↑

映画秘宝 2009年 08月号 [雑誌]

映画秘宝 2009年 08月号 [雑誌]

インタビュー写真がかっこよすぎ↑

去年秋に凄い迫力の予告を始めて観た時からずっと期待していた作品。

最近の大きい日本映画で、事前に雑誌の連載とかブログ”誰もやらなきゃ、俺がやる!”とかチェックしたり、そもそも特典欲しさに早く前売り券買うなんて、そんなのなかったです。本当に楽しみでした。

そして仮にこの作品が今後、「日本映画の歴史的名作」と言われたとしても、ちっとも不思議じゃなく異論を挟みませんよ。eiga.comで江戸木純氏がそんな感じのこと書いてらっしゃいますが、まったく褒め過ぎじゃないと思いますよ。

物語も素晴らしいんですよ。

二回涙しました。それが終盤の宮崎あおい役所広司のそれぞれの場面。つまり山以外の場面。山の場面は涙するどころじゃなくて、場面が変わったところで思わず涙こぼれたんですよ。

もう、観たことをここに書いておきたくて。もっと映画を知りたいと思うようになる作品だ。

ちょっと最近バタバタしていてあまりインターネットできなくなってきたのですが、またそんな状況でもガマンできずに書きたくなるような良い映画をすぐに観たいっす。

加筆

去年の山田洋次若松孝二宮崎駿といい、この木村大作といい、良い意味でヤバイことをするお爺さん大ベテランっていますね、本当に。

とにかくなんとなく観た印象では、「作られるべき映画」って印象はしました。10年後、いやもっと先でも、これから良い作品が出た時に、「で、木村大作劔岳 点の記ってのがありましたが」って感じで度々語られる作品になる、気がします。

さらに加筆

しかし何回読んでもこの二誌の木村大作の記事は笑えます。

少年メリケンサック」比でもはるかに凌ぐヒットになってますね。

フジテレビジョンがあまり真剣になってない(ように見える)のに、良い数字をたたき出すという皮肉。

(実は今年のもうひとつの日本映画傑作「愛のむきだし」もそれに近いと思うけど)、この作品テレビのちんまりした画面で観てもちっとも面白くない。だからフジテレビションも真剣になってないんじゃないかな。

でもそれでヒットしてるってことは、無論木村大作のネームバリューと公開までの地道な宣伝努力とか色々在ると思うんですが、もうテレビ会社とかは映画から離れたほうがいいという決定的な証左なんではないですかね。

関係ないけど、歯医者に通ってんですが、一本の虫歯で二ヶ月で既に四回通院でまだ続きがあるって、かかり過ぎな気がしますよ。もしかして治療している風にウィーン!とか音だけ出してて、実は既に治ってるとかじゃねえだろうなあ。僕がわからないからって。助手が美人だから良いけど、いや良くないか。

【映画がはねたら、都バスに乗って】
劔岳 点の記
葛西南高校前バス停付近の会話
http://blog.goo.ne.jp/ereninotabi/e/c5c61afeb6182d3309d35c4582ba21a8

お楽しみはココからだ〜 映画をもっと楽しむ方法
劔岳 点の記」
http://otanocinema.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-3f8b.html

ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋
劔岳 点の記」は感動だ!
http://seiudomichael.blog103.fc2.com/blog-entry-525.html

よもやまやもよ
劔岳 点の記」
http://blogs.yahoo.co.jp/orchestraofangels/53339380.html