非モテのショボイ30男である僕も「女の子ものがたり」に感動

実際ショッパイ加齢臭が気になりだし、この映画の板尾創路氏のポロシャツ姿のお腹と自分のお腹に何か近いものを感じるし、ラーメンとかカレーを食べれば昔以上にべッチョべチョに汗をかく、いろんなことにおっさんが進行していることを隠せなくなってきた、おっさん予備軍である僕。

そんな僕が「女の子ものがたり」というタイトルの映画を、ひとりで有楽町に観に行くってのは、何か見えない壁が。普段はそんなこと考えないし、考えないほうが良いと思うんですが、この「女の子ものがたり」というタイトルは、そう感じさせるものがありました。

シネカノン有楽町

女の子ものがたり

監督・脚本:森岡利行
原作:西原理恵子
音楽:おおはた雄一
配給:エイベックス・エンタテインメント IMJエンタテインメント
出演:深津絵里 大後寿々花 福士誠治 風吹ジュン 波瑠 高山侑子 森迫永依 板尾創路 奥貫薫

良い!本当に良い作品。

冒頭深津絵里さんが登場する際の、クッキリとキレイに映えた映像からして素晴らしい!深津絵里さんがたまらなく魅力的!

でも実際出番が多いのは大後寿々花さん。物語もここに多く割かれてます。

三人の女性の友情を巡る話は、男性としては共感するに厳しいかな、と思いきや、男性か女性かを別にして、凄くよくわかるし、自分に置き換えてもかなり考えるところがあります。

僕は数年を除いてずっと東京暮らし。そして小さい頃から長く続いた友人というのはいないのですが、自分の今の友人関係とその友人たちに対して自分がどう見て考えているかを、よく振り返る事ができる作品。それは登場人物それぞれがきちんとキャラクターが立っているので。

あとそれぞれの生い立ちとかは別として、誰が僕の一番自分の好みの女性かな、と考えたら、サバサバしていて明るい性格ながら、実はビシっとものを言ったりするタイプと感じさせる高山侑子さん演じる女性です。

序盤の子供時代、三人でブラジャーを買いに行って戸惑う場面があるんですが、男の僕はいつ母から買ってもらってたパンツじゃなく自分で買うようになったっけ?とかズレ気味なことを考えました。

深津絵里さん登場場面とか、序盤の自転車の場面とか、女性をハッキリと魅力的に撮るのが上手いと思いました。

あまりお客さんが多くなかったですが、女性のみならず男性にも楽しめる作品。

9/17 追記 ちょっと評価を上げました。

moka

moka

【映画がはねたら、都バスに乗って】
「女の子ものがたり」:五ノ橋バス停付近の会話
http://blog.goo.ne.jp/ereninotabi/e/9591a62fee8598e17ddaef91bb16d48c

MWAVEのずらずらら日記
深津絵里 & 大後寿々花 & 波瑠 @ 女の子ものがたり 
http://d.hatena.ne.jp/MWAVE/20090830

シネマ親父の“日々是妄言”
「女の子ものがたり」“西原ワールド”全開!
http://moricinema.exblog.jp/8817752/