本年屈指の傑作「誰がため」

今年も2008年に続き海外の映画に傑作が多かったと思いますが、これまたかなりの傑作だと思います!黒沢清監督絶賛!

僕は暇を見て、3つほど映画関連の掲示板をチョイチョイ覗いているのですが、そのうちの1つにはよく「この日本映画良かった!」みたいな書き込みをしてます。そこで意気投合した方を誘い先日試写会に行ってきました。

公開前の作品は文章にするのに神経質になってしまうので、簡単にポイントだけ書いて、後日改めて感想を書き加えようかなと。

その1
作品の佇まいとでも言えば良いでしょうか、「ミュンヘン」をなんとなく思い出しました。映画的迫力もまるで負けてません。さらっと書いたけどこれって相当凄いことだと思います。どことなく「ミュンヘン」より全体を冷たい空気感のようなものが覆ってた気がします。

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その2
劇場予告などで、これもしかしたら男2人の物語と捉えてる人もいるんじゃないかと思いますが、それに加えて1人の女性も結構大きく絡んでました。

その3
政治的・歴史的事前知識のようなものは、特に必要ないでしょう。人間ドラマ・サスペンスとして素晴らしいから。まあ本当に良い映画ってのはそういうものなんでしょう。

この時期の公開って、映画誌の年間ベストなどで不利なんですよね・・・それに日本で知名度のある監督・出演者ってわけでもないように思うし。もっと書きたいことはあるんですけど、とにかくもし「あまりチェックしてなかった」って人はチェキ!必見!

公式サイト
http://www.alcine-terran.com/tagatame/

【映画がはねたら、都バスに乗って】
「誰がため」:荒川区役所前バス停付近の会話
http://blog.goo.ne.jp/ereninotabi/e/afbcc749e693c5c598ab00d3e7863741

お楽しみはココからだ〜 映画をもっと楽しむ方法
「誰がため」
http://otanocinema.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-0a3c.html


原題:Flammen og Citronen
監督:オーレ・クリスチャン・マッセン
脚本:オーレ・クリスチャン・マッセン ラース・K・アナセン
音響:ハース・メーラー
撮影:ヨーン・ヨハンソン
製作国:デンマークチェコ・ドイツ
上映時間:2時間16分
出演:トゥーレ・リントハート、マッツ・ミケルセンクリスチャン・ベルケル、ハンス・ジシュラー他
配給:アルシネテラン