ワールドカップ南アフリカ大会を振り返ってみる。

なんか結構な試合数を見た気がするなあ。かなり満喫した。

次回大会は、なんとかしてマジで現地まで見に行きたいと思った。ちょっとした目標になった。サッカーっていいなあ、とか、日々そんなこと思った。

■マイ・ベストゲーム

思い入れが違う日本代表の試合を除けば、”ウルグアイVSガーナ”

この試合は、友人と六本木のバーで見た。同日に行われた試合でブラジルが敗退して、店の周囲は落ち込むブラジルサポーターたちがいて、店内でも前の試合よりは少しトーンダウンした状態。そのこともあって僕は店のスクリーンの真正面の特等席で見ることができた。

けれどトーンダウンしてバラけていた店内は、試合が進むにつれて次第にまとまり始める。アフリカ勢ということでガーナを応援する人もいれば、完全アウェイ状態のウルグアイを推す人もいる。

けれど、どっちのチームの選手が好プレーをしても、みんなで一緒になって盛り上がる、わけのわからない状況に。結局僕も含め、みんな両方のチームに魅力を感じているのだ。

そして今大会の最大級のドラマじゃないかといえる、あの延長後半終了間際の展開とPK戦へ。

試合が終わった後の帰り道、凄まじい激闘を他の人たちと一緒に見た興奮と、なんかどこか物哀しさのようなものを覚えて、改めて「サッカーてのはドラマのスポーツ」なーんてことを思った。

■他に、印象的な試合。

日本VSデンマーク・・・日本代表の試合を見てこんなに興奮する試合が、まさかワールドカップ本番にくるとは!

スペインVSポルトガル・・・自分が見た今大会のスペインでは、この試合の後半が一番魅力的だった気がする。1点しか入らなかったのが不思議なくらいで、決勝T入っていきなりのハイレベルな試合に驚いた。C・ロナウドはほとんど良いところなし。あれではフィーゴ氏に苦言を呈されてもやむなしかなあ。

アルゼンチンVSドイツ・・・僕が注目していたチームをことごとく粉砕したドイツ。友人は最も注目していたらしいけど、僕はあまり注目してなかった。とにかく強かった。アルゼンチンがダメだったんではなくてドイツが強かったと思う。

ウルグアイVS韓国・・・豪雨の中の激闘。全く差は感じなかった。ウルグアイの「したたかさ」(BY山本昌邦)が紙一重勝ったんですかねえ。ホント、ウルグアイは死闘ばっかりやっていた気がする。

イタリアVSスロバキア・・・イタリア、点火するのが遅すぎるんじゃないの!?でも見ているほうは楽しくて仕方なかったけど。

他にもたくさんあったけど、この5試合で。

■印象的な選手

あまり技術云々な細かいこと言えるわけでもないので、とにかく印象に残った選手を10人ほど。

フォルランウルグアイ)・・・大会MVPですけど、僕も素晴らしいと思った。

エジルミュラー(ドイツ)・・・なんでもドイツはかなりの金額を代表強化に充てたことが、若手飛躍に繋がったんだとか。日本代表も参考にすると宜しいのかな。

テべス(アルゼンチン)

イニエスタカシージャス(スペイン)・・・前者は凄過ぎ。後者はポルトガル戦に見せたさり気ない好プレーに、ああスペインから今後得点するのはみんな大変だろう、なんて思った。

チョン・テセ北朝鮮)・・・試合自体は見れなかったけど、あの涙が忘れられない。あとブラジルから得点を獲ったこと。海外で更に飛躍してくれ。

スナイデル(オランダ)・・・決勝は色々アレなところもあったけど、アンタの目がキラキラした涙忘れねえ。今後のさらなる飛躍に期待。

ギャン(ガーナ)・・・この大会にこの選手がいたこと、一生忘れねえ。

パク・チソン(韓国)

■監督賞

レーブ(ドイツ)・・・シャツを変えないことで強豪粉砕したで賞

タバレスウルグアイ)・・・激闘ばっかしてくれて感謝で賞

ライェバツ(ガーナ)・・・PK戦の人選に驚かされたで賞

そしてもちろん岡ちゃんも。

■日本代表

もちろん全員と言いたいですが、特にグッときた選手

阿部勇樹 松井大輔 川島永嗣 長友佑都 遠藤保仁

阿部選手が入ったことが一番変化をもたらしたような。松井選手は大会期間中髪型を同じにした。川島選手、長友選手、海外でも頑張ってください。遠藤選手のFKがベストゴール。

あと地元の有名選手ってことで、中村憲剛選手が出場してくれたのも嬉しい。4年後も十分狙えるし。

■特別賞

やっぱり、マラドーナ・タコ・ブブゼラの音・パラグアイのモデルの女性

以上、一部敬称略

書きたいことはまだまだあるけど、とにかく終わっちまってさみしい・・・またJリーグで。新生日本代表で。