義兄弟 SECRET REUNION(チャン・フン)
シネマート新宿
116分
座席位置:前方中央
監督:チャン・フン
脚本:チャン・ミンソク
撮影:イ・モゲ
配給:エスピーオー
好感度点数=☆☆☆★★★
いつもやたら文章が長いので、短く書きます。
以下、終盤の展開に触れた文章です。
スパイサスペンスであり、加えてじっくりと2人のオトコの絆を描く韓国映画。
6年という歳月を経て再び交わることとなった2人のオトコは、忠誠心、執念、皮肉な運命、時がもたらす変化といったものを乗り越えて真の友情となり得るか。
韓国語の原題を知らないのですが、「義兄弟」って国家の関係にも掛けているのかな、というのは考え過ぎでしょうか。
2人が共に仕事をすることになってすぐの、ある女性を連れゆくシーンで手錠をはめるハンギュをジウォンは糾弾する。
そして2人が仕事と共同生活を続けてから、ストーリーの終盤、工事現場(のようなところ)で乱闘するシーンで、乱闘相手の男性のひとりに対して、ハンギュは手錠をはめない。そして、そこから連れゆく女性にも車内で手錠をはめない。
ここに感動しました。
ハンギュとジウォンのそれぞれ背後にいる人物と組織の細かい点が、多分日本人であり僕が不勉強な点もあるのか、少しわかりづらいと思ったけど、この2人の絆を描くことにある種の願いをこめている作品と思えば、そこはさほど気にせずと良いかと判断しました。