「きっと、うまくいく」(ラージクマール・ヒラーニ監督作品)
新宿シネマカリテ
座席位置 最前列左端
評点・・・☆☆☆★
以下 Facebookより転載
過日、新宿シネマカリテにて、ヒット中のインド映画「きっと、うまくいく」を観ました。
新宿シネマカリテとは、ミニシアターが潰れまくってるこのシネコン全盛のご時世に、昨年新しく出来たばかりのミニシアターです。始めて行きました。
もともと何が入ってた映画館なんだろう?ちょっと変わった作りでした。
一番驚いたのが、スクリーンが客席に向かってずいぶんと右側に設置されていること。
オレは映画館で映画を観る上で決めてることがあって、洋画の字幕版はスクリーンに対して右側、つまり座席は左側を取ることにしてます。
これはなぜかというと、映画評論家の故淀川長治先生の「人間の目は字幕を当然左側から読む。だからスクリーンに対して右側の座席で観れば、字幕を追いながら自然と画も追うことができる」という教えを守っているのです。
でもこの映画館に始めて入ったら、ずいぶんスクリーンが右側に設置されてたから、余計スクリーンを遠くに感じちゃいました。
で、映画の内容なんですけど、インドの大学生の物語が大人になってからの彼らの物語と交差する流れで、インド版「横道世之介」みたいな感じなんですが・・・
そんなヒットするほどおもしろいかな?なんか物語仕立てのショートコントを延々観せられてる気がしてしまいました。みんな芝居がコッテコテなのを含めて。まあコッテコテなのはインド映画らしいんですが、自分には合わなかったです。
そんなに詳しくないけどインド映画は長尺な作品が多い気がするので、ハマれば最高に楽しいんですが、ダメだとただただ時間を長く感じるというギャンブルです。
昨年公開されたインド映画「ロボット」みたいに、ひたすら豪華絢爛で、あらぬ方向にどんどん物語が飛躍していって、最後にド派手に幕を閉じる、そういう作品が好きです。
ちなみにこのシネマカリテ、このご時世にミニシアターを新しく作る勇気?を応援してあげたいけど、番組編成に全然特徴が感じられない。他の映画館の作品のおこぼれ預かってるような編成に思える。映画館関係で働いてた経験があるので気になるんですけど大丈夫かな?
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