タニプロ、キネマ旬報表彰式に行く。の巻
昨日の話ですが、第83回キネマ旬報第一位映画観賞会と表彰式に行ってまいりました。長くなるとアレなんでツラツラ順を追って簡潔に書きます。
ちなみに当然写真はございません。なので後に記事になるのを待つか、文面から想像してください。
ペア券だったので誰を誘うか考え、知人女性でたしかキネ旬読者だったような人がいるので誘おうかと思うとスノボに行くって他で耳にし、日ごろお世話になってる先輩と行きました。
到着してまずは、文化映画ベスト・テン第1位作品「沈黙を破る」観賞。
この映画は知らなかったのですが、パレスチナ問題に日本人監督が挑んだドキュメンタリーで、かなり入魂の作品でした。闇雲に特定の対象を批判するような映画ではなく、良い映画でした。
多分この映画、僕みたいにどこか広い会場で観るより、映画館で前のほうの席で観るとより緊張して観賞できると思います。
東京などでも、今も公開しているみたいです。
「沈黙を破る」公式サイト
http://www.cine.co.jp/chinmoku/
続いて、外国映画ベスト・テン第1位作品「グラン・トリノ」観賞。再見。
僕は読者投票で第1位で投票。
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また、泣いてしまいました。展開も何もわかっているというのに・・・
次は、日本映画ベスト・テン第1位作品「ディア・ドクター」
僕は読者投票で第7位で投票。
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なんですが、さすがに「愛のむきだし」や「沈まぬ太陽」じゃあるまいし、少し合間に時間が入るといっても続けて観ていると疲れてきたんで、ここで食事をとりました。
そして表彰式。
正直、こんなにアットホームというか、楽しくやってるとは思いませんでした。
いや、例年はわかりませんが、多分受賞者の中にこの人がいたのが大きいのかもわかりません。
ワーナーとかの人たちの後に、実際の受賞者で最初に登壇した、そう、監督賞の木村大作さん!対象作品「剱岳 点の記」
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いきなりマイクなし!ここで笑福亭鶴瓶さんが割って入る。けどマイクなし。そして例により?木村節!場内マジで大爆笑!
詳しくは書くと長いから無理ですが、一瞬、去年「太陽を盗んだ男」「青春の殺人者」上映で長谷川和彦監督が来て司会者が入り込む余地すら与えず話し続けて、終わった後に司会者が、「残り時間がほとんどなくなってしまいましたよ」と言った時の記憶がよみがえる。
とは言え表彰式なんで、さすがにそんなことはなかったです。
でも木村大作さん、実際言っていたことはちょっと自虐的というか自分を可笑しく言ってみせたりとか、合間に他の受賞者の中の笑福亭鶴瓶さんや西川美和さんの方向に話題を振ってみせたりとか、さりげなく「剱岳 点の記」の出演者を褒めたりとかでした。
けど面白すぎて笑いまくりました。
次は読者選出監督賞と脚本賞受賞の西川美和さん。対象作品「ディア・ドクター」
ちょっと木村大作さんの後でやりづらそうでした(笑)ストイックな発言もあって今後さらに期待できると思いました。
主演女優賞松たか子さん。
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彼女はどちらかというと根岸吉太郎監督や脚本の田中陽造さん、くわえて共演の浅野忠信氏に触れた話でした。
主演男優賞笑福亭鶴瓶さん。
可笑しな笑い話でもするかと思いきや、笑い話はちょっとで撮影時の話でした。
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緊張している感じでした。というか、映画の中と雑誌でしか観たことがなかったんで、ちょっと意外でした。そういう場に出てくるときと一緒にしてはいけませんな。話は「愛のむきだし」の撮影時のことなどでした。
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ベテラン俳優だけに慣れてる雰囲気が見えました(笑)
新人女優賞川上未映子さん。
すごいドレスでした。改めて話している声を聞くと、やっぱり名演技だったんだなと思いました。
一番言いたいことを言い忘れて戻ってくるハプニング有り。
新人男優賞西島隆弘さん。
実際見るとかなりの痩身なんですね。なんかかなり嬉しそうでした(そりゃそうか)。すごく好感のもてる人物像だということを知りました。
読者賞香川照之さん。
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ここでまた「剱岳 点の記」に話が戻るんですが、その中で「愛のむきだしは脚本が分厚かったそうですが、僕らは持たなかったりしました。では満島ひかりさん、剱岳続編に出演するってどうでしょう?」みたいな発言が!?実際木村大作さんは、欲が出たということでまた映画の監督がしたいそうです。
山の中で、今度はなんか仏教の一部読んだり(しかもその撮影が木村大作さんなわけか)、コップに唾入って飲めとか言ったり、スタントなしに水に飛び込んだりするのか!?いやさすがに山でそれは死んでしまうか。でもやるならライバル役は安藤サクラさんでひとつ。
このあともう一つなんちゃらクラブとかの賞があって木村大作さんと西川美和さんだったんですが、ここでまさかこの二人が「どうぞどうぞ」「いやいやそちらが」みたいなダチョウ倶楽部的行動を!いや木村大作さんと笑福亭鶴瓶さんがやるならまだわかるんですが、西川美和さんがやるというのは驚きでした。
そんなこんなでかなり楽しかったです。また行きたい。と言ってもやっぱ結構貴重な経験なんだろうねえ。
いろいろ売ってて何買うか迷ったんですが、売り切れ寸前みたいだったんで、サイン入りのこの本買いました。
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あったこと書いただけで長い文章になって疲れました・・・・
追記
あとキネマ旬報ベスト・テン号つらつら読んでて思ったことがありました。
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読者選出でもここまで「ディア・ドクター」が人気があることに驚きつつ、だいたいこんなところかと思っていたら
どう考えてもおかしいと思ったある選考があります。
これは変ですよ。どう定義したとしても「空気人形」のペ・ドゥナさんは主演です。
ちなみにこの人は、主演女優賞に麻生久美子さんを選んでいます。
個人賞選考が、彼のベストテンからの選考であるなら、これは「ウルトラミラクルラブストーリーにより」でしょう。「インスタント沼」ではありません。
ならば主演賞がペ・ドゥナさんで、助演賞は麻生さんなのでは。
「ウルトラミラクルラブストーリー」は主演か助演の定義は分かれるでしょう。他に主演で麻生さんを選んでいるのは読んでみると2名。ですがこの2名の方はベストテンに「インスタント沼」を入れてます。
これ、もし仮にこの人がペ・ドゥナさんを主演にしていたら、主演女優賞は松たか子さんと同点になって、結果自体が変わってます。
たとえば他の方で「いやこの結果は無いよ」っていうのはそれぞれ読んでる人にあったとしても、こればかりは絶対変。というかただ単純に何かのミスだろう。
最初記載ミスかと思った。というか編集者が変だと思いなさいって。
やはりこういうひっかかる選考を無くすには、もっときちんと理由が説明できるように、選評をもっと長くするほうがいいと思うのですが・・・
あんまりひっかかるのでハガキも送ってやる。
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もうちょっと細かく読んでから書こうかと思ったけど、時間も時間で、今度にしてもう寝ます。
お楽しみはココからだ〜 映画をもっと楽しむ方法
キネ旬発表「オールタイム・ベスト200」について思うこと
http://otanocinema.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-72cd.html
上記の件でも変だと書いてらっしゃる方がいるんですが、慎重にやってくださいよと思います。